宇都宮聖ヨハネ教会 [絵画・イラストレーション]

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ここは、国登録有形文化財に登録されていますが、web上の情報と画像に乏しいです。
でも、その少しの画像がかなり良さげだったので行ってみました。
大谷石の外観を持つ、昭和8年築の教会堂。
場所は、東武宇都宮駅から歩いて15分くらいのところで、目印も何もない住宅街の中です。


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到着して観察すると、教会には幼稚園が併設されていました、というか、教会堂は完全に幼稚園舎と一体化していました。
ピンク色の門は閉ざされ、道に面するところや会堂の前には、目隠しのような植栽。
だから情報が少なかったんだな、と、納得しました。

植栽や柵を隔て、道を挟んでもまだ、幼稚園をじろじろ見ることにはかなり勇気が要りました。
しかも、幼稚園の向かいは児童公園で、背中側にも神経を使いました。
園児はすでに帰宅しており、雨が降りそうで人影もまばらでしたが、数人のお母さんたちは、見ず知らずの私を気にしている様子。
軽く会釈しても無反応で、宇都宮はけっこう都会的だなあと思ったりもして。


教会堂の見栄えのする部分は植栽に隠れていたので、屋根上の十字架がきれいに見える角度を探しました。
2つの十字架は90°向きが違ったので、両方から45°の場所がベストポジション。
そこは児童公園の入口でした。
怪しい上に邪魔ですが、どんどん悪くなる天気にも後押しされて描き始めました。

線画が終わった頃にとうとう雨が降り出し、一気に本降り。
児童公園にはあまやどりする場所が全くなく、まばらにいた親子たちはあっという間に帰ってしまいました。
仕方なく、公園の奥まったところの、一番よく生い茂った木の下に入りました。
すると…

そこは、公園の入口よりも、建物がすっきりと見える絶好のポイント!
離れたことによって、建物と植栽と柵がすべて一体化し、内と外との断絶感がなくなったような印象でした。
細かい部分は見えないけど、シルエットで見せる、この教会堂を描く場合は、それでいいのではないかと。

雨に濡れたら、会堂の大谷石はみるみる色を変え、よりレトロな深い色になりました。
でも、本降りがひどすぎて木の下からもう1枚描くことはできませんでした。
また今度。



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